【表題】「師を求めて世界を旅する意志があるならすぐ隣に見つけるだろう」の原典を知りたい
【質問・相談などの内容】
「師を求めて世界を旅する意志があるならすぐ隣に見つけるだろう」の原典を知りたい
禅の言葉らしいが、原典はどちらだろうか。
【回答】
「禅」の言葉ということで「禅語」の資料を調査しました。また、『スティーブ・ジョブズ 1』(ウォルター・アイザックソン/著 講談社 2012.11)p.96に「日本の永平寺に行こうと考えたこともあるけど、こちらにとどまれと導師に言われてやめた」の記述がありましたので、永平寺を開山した道元の資料を調査しましたが出典は見つかりませんでした。
調査した資料は以下のとおりです。
『禅語辞典』(古賀英彦/編著 思文閣出版 1991.7)
p.176「師」が掲載されていますが、お探しの語句は掲載されていませんでした。
『禅語1000 名僧のことば』(伊藤文生/編 天来書院 2005.6)
『茶席の禅語大辞典』(有馬頼底/監修 淡交社 2002.2)
『禅語入門』(久須本文雄/著 大法輪閣 1982.9)
p.6 目次にp.43師彦(しげん)和尚の逸話、p.278「師承(師資相承)」の項目がありました。
『禅語事典 よりよき人生への二百五十のことば』(平田精耕/著 PHP研究所 1988.8)
『禅語百選 今日に生きる人間への啓示 ノン・ブック』(松原泰道/著 祥伝社 1972.12)
『世界の名著 続3 禅語録』(中央公論社 1978)
索引を目視で確認しましたが、見当たりませんでした。
『日本の禅語録 2 道元』(講談社 1981.1)
「永平廣録」第1~第5の訓読および現代語訳と原文が収録されています。
『永平広録提唱』(西嶋和夫/著 金沢文庫 1996.10)第1巻~10巻
凡例に『永平広録提唱』は、「坐禅と正法眼蔵研究会」における提唱の記録である。」と書かれています。目次をざっと確認しましたが、見当たりませんでした。
次にp.97 「実際、ジョブズはすぐ近く、ロスアルトス近郊に師を見つけている。『禅マインドビギナーズマインド』を書いた、前出の鈴木俊隆老師だ。」の記述がありましたので、当館所蔵の鈴木俊隆氏の次の著書を調査しました。目次等を目視で確認しましたが見当たりませんでした。
『禅へのいざない』(鈴木俊隆/著 PHP研究所 1998.7)
『Not always so Practicing the true spirit of Zen Shunryu Suzuki』(edited by Edward Espe Brown HarperOne 2003)
『禅は、今ここ。 1960年代アメリカに禅を広めた、鈴木俊隆の教えと逸話』
(デイビッド・チャドウィック/編 サンガ 2014.3)
お役に立てず申し訳ありませんが以上で回答とさせていただきます。
「担当:大阪府立中央図書館人文系資料室」
【参考資料】スティーブ・ジョブズ 1 ウォルター・アイザックソン∥著 講談社 2012.11
【掲載箇所】95-96
【参考資料】禅語辞典 古賀/英彦∥編著 思文閣出版 1991.7
【掲載箇所】176
【参考資料】禅語1000 伊藤/文生∥編 天来書院 2005.6
【掲載箇所】
【参考資料】茶席の禅語大辞典 有馬/頼底∥監修 淡交社 2002.2
【掲載箇所】
【参考資料】禅語入門 久須本/文雄∥著 大法輪閣 1982.9
【掲載箇所】43, 278
【参考資料】禅語事典 平田/精耕∥著 PHP研究所 1988.8
【掲載箇所】
【参考資料】禅語百選 松原/泰道∥著 祥伝社 1972.12
【掲載箇所】
【参考資料】世界の名著 続3 中央公論社 1978
【掲載箇所】
【参考資料】日本の禅語録 2 講談社 1981.1
【掲載箇所】
【参考資料】永平広録提唱 第1巻上 西嶋/和夫∥著 金沢文庫 1996.10
【掲載箇所】
【参考資料】禅へのいざない 鈴木/俊隆∥著 PHP研究所 1998.7
【掲載箇所】
【参考資料】Not always so 1st Quill ed Shunryu Suzuki ; edited by Edward Espe Brown HarperOne 2003
【掲載箇所】
【参考資料】禅は、今ここ。 デイビッド・チャドウィック‖編 サンガ 2014.3
【掲載箇所】
ご利用ありがとうございました。
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