「東アジアの思想」という話-024
「東アジアの思想」という話-24 【『荘子』の思想的世界-3】 《「道」とは何か》 〈老子の「道」と荘子の「道」〉 老子は「道」を定義できないものであり、名前すら定義できないとしました。 「道(みち)の道とすべきは、常の…
「東アジアの思想」という話-24 【『荘子』の思想的世界-3】 《「道」とは何か》 〈老子の「道」と荘子の「道」〉 老子は「道」を定義できないものであり、名前すら定義できないとしました。 「道(みち)の道とすべきは、常の…
「東アジアの思想」という話-23 【『荘子』の思想的世界-2】 《荘子が目指したもの》 『荘子』は、今でこそ老荘思想の一つと考えられていますが、荘子自身がそう考えていたのかは疑問です。 『史記』では、荘子は「あらゆる学問…
「東アジアの思想」という話-22 【『荘子』の思想的世界-1】 《荘子》 道家の荘子は「そうし」と読みますが、孔子の弟子に曾子(そうし)がいるので、あえて「そうじ」と濁って読むのが文人のカッコイイ習慣です。 儒家の曾子が…
「東アジアの思想」という話-21 【春秋十二列国-1】 《宋(春秋)》 〈宋の成り立ち/亡国の遺民〉 殷の帝辛(ていしん)には、兄が二人いました。微子啓(びしけい)と微仲衍(びちゅうえん)です。 帝辛は、美女妲己(だっき…
【「沈黙」という話/「東アジアの思想」という話】リスト(16+36+号外1) こちらがオススメです♩ 「沈黙」という話-4【ザ・ミッション】 「沈黙」という話-004 ***** 興味を持たれたなら、きちんとした本を読ん…
「東アジアの思想」という話-20 【春秋五覇-1】 《斉の桓公》 〈管仲〉 『老子』の「大道廃れて、仁義有り」に似たようなことを言った賢人がいます。春秋時代の斉の管仲(かんちゅう)です。 「倉廩実ちて礼節を知る。衣食足り…
「東アジアの思想」という話-19 【『老子』の思想的世界-5】 《「道」の比喩》 正統儒家の考え方を完全に否定したのが、『老子』第18章です。 「大道(たいどう)廃(すた)れて、仁義(じんぎ)有り。智慧(ちえ)出(い)で…
「東アジアの思想」という話-18 【『老子』の思想的世界-4】 《「道」とは何か》 老子や荘子の思想は、道家思想です。「道」について述べています。 〈一般的な「道」〉 私たちが普段使う「道」は、単純に道路のことです。転じ…
「東アジアの思想」という話-17 【『老子』の思想的世界-3】 《『老子』の名》 『老子』の名は後人がつけたもので、もともと名がありませんでした。けっこう神秘的です。『老子道徳経』『道徳経』『道徳真経』とも呼ばれます。こ…
「東アジアの思想」という話-16 【はじめに文書ありき】 〈はじめに文書ありき〉 文書の成立が法治国家のはじまりです。とりあえず文書であれば「言った言わない」論争はない。――とされています。ただし、どのような時代であれ、…
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