「東アジアの思想」という話-014
「東アジアの思想」という話-14 【儒学の国教化】 『易経』の正統が孔子の『論語』です。 ・『易経』→『論語』→『孟子』→『荀子』 ※他にも『孝経』がありますが、割愛します。 「荀子(彼は法家の権威主義を出自としている)…
「東アジアの思想」という話-14 【儒学の国教化】 『易経』の正統が孔子の『論語』です。 ・『易経』→『論語』→『孟子』→『荀子』 ※他にも『孝経』がありますが、割愛します。 「荀子(彼は法家の権威主義を出自としている)…
「東アジアの思想」という話-13 【秦】(紀元前221年―紀元前207年) 〈秦の始皇帝〉 紀元前221年、秦の始皇帝が中国を統一します。中央集権的な専制君主制を確立します。その名は、三皇五帝から「皇帝」としました。最初…
「東アジアの思想」という話-12 【『易経』の思想的世界】 古の哲人の書が『易経』です。深遠な書は、憂いの瞳と和らいだ笑みの天才を現代に蘇らせます。 〈『易経』の成り立ち〉 「易の作者については古来相伝えて伏羲(ふっき)…
「東アジアの思想」という話-11 【『荀子』の思想的世界】 〈「礼」の理想と道理と現実〉 孔子の後継者が孟子です。「礼」を重んじる孔子は「仁」(理想)を説きました。孟子が「義」(道理)で補い「仁義」としました。ただし、理…
「東アジアの思想」という話-10 【『孟子』の思想的世界-2】 《王道論》 〈王道論/徳・仁/民への眼差し〉 「孟子曰く、『力を以て仁を仮る者は覇たり。覇は必ず大国を有つ。徳を以て仁を行う者は王たり、王は大を待たず』」 …
「東アジアの思想」という話-9 【楊子(楊朱)】 老子の考えを発展させて「為我」という個人主義を主張して、墨子の「兼愛」という博愛主義に対立したのが、楊子(楊朱)です。 個人主義というと、古代ギリシアのエピクロスの快楽主…
「東アジアの思想」という話-8 【春秋時代】(紀元前770年―紀元前256年)〈東周〉(紀元前770年―紀元前403年) 洛陽に遷都した東周は衰えてしまって、十二列国(魯・衛・晋・鄭・曹・蔡・燕・斉・陳・宋・楚・秦)がで…
「東アジアの思想」という話-7 【『論語』の思想的世界】 『論語』は東洋の宝石です。比喩ではなく、文字どおり切磋琢磨され生き残ってきました。 〈『論語』〉 儒学の最高の教典が『論語』です。 「孔子は仁を説く。仁は慈愛の徳…
「東アジアの思想」という話-6 【文武】 人の学びとして、文武があります。文は学問・芸術・文学などの文明です。 「文」は象形文字です。土器につけた縄文の模様です。のち、模様は文字となり、生活のかざりである文化などの意味に…
「東アジアの思想」という話-5 【三代】 〈夏(か)〉 〈殷(いん)〉 〈西周(せいしゅう)〉 〈夏〉(―紀元前1700年ごろ) 中国最古の王朝夏は、文学資料が登場する前の先史時代です。17代439年つづいたそうです。最…
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