「死と税金」という話

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「死と税金」という話
“death-and-taxes”

死神「差別をなくしたいなら、税法を変えればいい」#死と税金 #blackjoke

差別を根絶するより、税法から規制したほうが楽です。差別はなくならないでしょうけれど、助かる人は増えますからね。#blackjoke

ブラックジョークの元になった「死と税金より確かなものはない」は、英語の諺です。避雷針を発明したベンジャミン・フランクリン(アメリカ合衆国建国の父の一人)の言葉として有名ですが、『ロビンソン・クルーソー』を書いたダニエル・デフォーの言葉でもあります。その前にもあるようですが、割愛します。そういえば、ブラッド・ピット主演の映画『ジョー・ブラックをよろしく』にこの台詞がありますね。
cf.
https://en.wikipedia.org/wiki/Death_and_taxes_(idiom)

ベンジャミン・フランクリンは「時は金なり」とも言っていますが、それだけ切実だったのでしょう。

 

死神「その国の知的レベルを知りたいなら法体系を知るがいい。特に税法を」#死と税金 #blackjoke

どんなに規制したところで、差別はなくなりませんよ。#blackjoke

だって愉しいんですから。#blackjoke

子供が夢中になるはずです。差別するのは愉しいんです。#blackjoke

差別された方はたまったものじゃあありませんけれど、差別する方は愉しんでいます。

これが事実ですよ。でも、そんな社会は好ましくないですよね。

 

いつ自分が差別されるか分からないのに、よく愉しんでいられるなと思いますが、それは「悪意の想像力がない人は、愚者である」ということです。

この悪意を表現するのに、キリスト教ですと「原罪」とか仏教ですと「煩悩」とか使います。「罪」については別の機会にしましょう。

21世紀に在る私たちは、「罪」(法による罪)を使います。

 

言論の自由はあるけれど、こと法学に関しては「誤ったことがあれば法曹がただす」ことになっています。これは他の学問が「真理が何か解らない」のが基本でそれを解明していく学びなのに対して、法律だけは「私たちが作ったもの」で、私たちに責任があるからです。

たとえば、光や電気といったものの物理法則がどうなっているかを知る学問はありますが、物理法則そのものを変えることはできません。新しい理論によって物理法則が変わることはあっても、光や電気そのものが変化する訳ではありません。
※比喩です。突っ込まないでくださいね。

いまだ人類は人工生命体一つ細胞一つ創ってはいません。それは、イコール「真理が何か解らない」からです。

それに対し、法律だけは「私たちが作ったもの」で、“私たちに責任”があります。

神託による人間(貴族=ブルーブラッド)の世界ではなく、徳による人間(士大夫=血は水より濃い)の世界でもなく、法による人間(市民=赤い血潮)の世界。

21世紀に在る私たちは、この世界が神に選ばれた(と主張する)人間の世界ではないと知っています。この世界が徳によって愚かなお前たちを啓蒙する(と主張する)人間の世界ではないと知っています。

私たちは、この世界——法による人間(市民=赤い血潮)の世界にいます。

言い換えるなら、「悪意の想像力がない人は、愚者である」ということは、「法律を知らない人は、愚者である」ということです。

そして、それが意味することは差別されたなら、戦わなければならないということです。

「権利のための闘争は、権利者の自分自身に対する義務である」
——イェーリング『権利のための闘争』(岩波書店、1982年)P48-49

正直、税法を変えるだけで生活は一変します。それだけ逃れられないものなのです。#死と税金 #blackjoke

いまだ「未熟な民主主義」を変えるには「選挙に行きましょう」という話です。

「選挙に行きましょう」という話

「未熟な民主主義」という話


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