「東アジアの思想」という話-009
「東アジアの思想」という話-9 【楊子(楊朱)】 老子の考えを発展させて「為我」という個人主義を主張して、墨子の「兼愛」という博愛主義に対立したのが、楊子(楊朱)です。 個人主義というと、古代ギリシアのエピクロスの快楽主…
「東アジアの思想」という話-9 【楊子(楊朱)】 老子の考えを発展させて「為我」という個人主義を主張して、墨子の「兼愛」という博愛主義に対立したのが、楊子(楊朱)です。 個人主義というと、古代ギリシアのエピクロスの快楽主…
「東アジアの思想」という話-8 【春秋時代】(紀元前770年―紀元前256年)〈東周〉(紀元前770年―紀元前403年) 洛陽に遷都した東周は衰えてしまって、十二列国(魯・衛・晋・鄭・曹・蔡・燕・斉・陳・宋・楚・秦)がで…
「東アジアの思想」という話-7 【『論語』の思想的世界】 『論語』は東洋の宝石です。比喩ではなく、文字どおり切磋琢磨され生き残ってきました。 〈『論語』〉 儒学の最高の教典が『論語』です。 「孔子は仁を説く。仁は慈愛の徳…
「東アジアの思想」という話-6 【文武】 人の学びとして、文武があります。文は学問・芸術・文学などの文明です。 「文」は象形文字です。土器につけた縄文の模様です。のち、模様は文字となり、生活のかざりである文化などの意味に…
「東アジアの思想」という話-5 【三代】 〈夏(か)〉 〈殷(いん)〉 〈西周(せいしゅう)〉 〈夏〉(―紀元前1700年ごろ) 中国最古の王朝夏は、文学資料が登場する前の先史時代です。17代439年つづいたそうです。最…
「東アジアの思想」という話-4 【神話の時代(三皇五帝)】 アブラハムの宗教では、「知恵の樹の実を食べること」によって「知恵ある人」“Homo sapiens”になりました。しかし、それは原罪という重荷を背負うことにもな…
「東アジアの思想」という話-3 【境界線】 相手の境界線を越えて、話してはいませんか? 誰しも譲れないものはあります。それを踏み躙んではいけません。 ここでは、特定の思想を全て肯定しませんし、全く否定するものでもありませ…
「東アジアの思想」という話-2 【第三の視点】 本来であればここからエドワード・エルリックのように真理の扉である「歴史」を開くのですが、その前に「第三の視点」についてお話しましょう。 ※荒川弘『鋼の錬金術師』の主人公です…
「東アジアの思想」という話-1 大久保健晴「歴史は閉じているものではありません。図書館の古書や専門書を開けば、明らかになります。閉じているのは、私たちの心なのかもしれません。願わくは、図書館の古書や専門書を紐解き、歴史を…
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