「カウボーイ・サマー」という話
「カウボーイ・サマー」という話 その夏、少年は憧憬(しょうけい)から解き放たれる。 『カウボーイ・サマー 8000エイカーの仕事場で』 前田将多 ぜひ小説を読まれた後でお楽しみください。 【“Cowboy up!”】 “…
「カウボーイ・サマー」という話 その夏、少年は憧憬(しょうけい)から解き放たれる。 『カウボーイ・サマー 8000エイカーの仕事場で』 前田将多 ぜひ小説を読まれた後でお楽しみください。 【“Cowboy up!”】 “…
「東アジアの思想」という話-17 【『老子』の思想的世界-3】 《『老子』の名》 『老子』の名は後人がつけたもので、もともと名がありませんでした。けっこう神秘的です。『老子道徳経』『道徳経』『道徳真経』とも呼ばれます。こ…
「東アジアの思想」という話-16 【はじめに文書ありき】 〈はじめに文書ありき〉 文書の成立が法治国家のはじまりです。とりあえず文書であれば「言った言わない」論争はない。――とされています。ただし、どのような時代であれ、…
「東アジアの思想」という話-15 【中国人の名前】 中国人の名前は、姓(氏)・諱(名)・字からなります。姓はファミリーネームです。諱(いみな)はファーストネームで、日本でいうところの真名(まな、本名)です。諱で読んで良い…
「東アジアの思想」という話-14 【儒学の国教化】 『易経』の正統が孔子の『論語』です。 ・『易経』→『論語』→『孟子』→『荀子』 ※他にも『孝経』がありますが、割愛します。 「荀子(彼は法家の権威主義を出自としている)…
「東アジアの思想」という話-13 【秦】(紀元前221年―紀元前207年) 〈秦の始皇帝〉 紀元前221年、秦の始皇帝が中国を統一します。中央集権的な専制君主制を確立します。その名は、三皇五帝から「皇帝」としました。最初…
「東アジアの思想」という話-12 【『易経』の思想的世界】 古の哲人の書が『易経』です。深遠な書は、憂いの瞳と和らいだ笑みの天才を現代に蘇らせます。 〈『易経』の成り立ち〉 「易の作者については古来相伝えて伏羲(ふっき)…
「東アジアの思想」という話-11 【『荀子』の思想的世界】 〈「礼」の理想と道理と現実〉 孔子の後継者が孟子です。「礼」を重んじる孔子は「仁」(理想)を説きました。孟子が「義」(道理)で補い「仁義」としました。ただし、理…
「東アジアの思想」という話-10 【『孟子』の思想的世界-2】 《王道論》 〈王道論/徳・仁/民への眼差し〉 「孟子曰く、『力を以て仁を仮る者は覇たり。覇は必ず大国を有つ。徳を以て仁を行う者は王たり、王は大を待たず』」 …
「東アジアの思想」という話-9 【楊子(楊朱)】 老子の考えを発展させて「為我」という個人主義を主張して、墨子の「兼愛」という博愛主義に対立したのが、楊子(楊朱)です。 個人主義というと、古代ギリシアのエピクロスの快楽主…
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