「第三の視点」による倒叙記述(7)代理店(営業)

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「第三の視点」による倒叙記述(7)代理店(営業)

【代理店(営業)】
《代理店の人間性》
クライアント(Client)の広告は、代理店(Agency)の人間性を問うものです。

「第三の視点」による倒叙記述の広告をつくるには、クライアントの賛成(肯定)/反対(否定)両方の証拠資料(エビデンス)を、広告代理店が確認することになります。
※「第三の視点」による倒叙記述(3)広告
https://ik137.com/howcatchem-3

《営業》
営業については、前に書いたので割愛します。


*『忘れられない営業: 心をつなぐテクニック』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00L8TN5Y0/ref=cm_sw_r_tw_dp_x_hhyQzbW07HJK1

《間と間》
クライアントと、代理店の、間(はざま)が営業です。

誠実な人もいるでしょうけれど、自分の意見を言いたいだけのコピーライターや、前からやりたかった表現を無理やりするデザイナーとか、いろいろです。

コピーライターには「そんなことクライアントに言えるか」と思いつつ、営業は言うのです。「それはクライアントの意図ではない」と。#blackjoke

デザイナーには「それはお前がやりたいだけだろう」と思いつつ、営業は言うのです。「それは市場のニーズに合っていない」と。#blackjoke

外ではクライアントと市場、内ではコピーライターとデザイナー。間(はざま)と間(はざま)が営業です。

《「いまの最善解」を伝える簡単な仕事》
広告では代理店で、論題(テーマ)を決め、「さまざまな意見を戦わせることで、より優(すぐ)れた答えを導き出すため」(※)に議論(ディベート)が行われます。
※瀧本哲史『武器としての決断思考』(星海社、2011年)P45-46

議論(ディベート)によって、「100%正しいこと」や「正解」ではない「いまの最善解」が導き出されます。

営業は、クライアントに「いまの最善解」を伝える簡単な仕事です。

ただし、導き出された「いまの最善解」が、クライアントにとって受け入れ難いとしても、他に選択肢はありません。一択です。#joke

「第三の視点」による倒叙記述では、提案はA案のみです。B案、C案はありません。

B案やC案を採用しても、思うような結果は出ないと説明するためには、クライアントに「第三の視点」による倒叙記述によるメリットを理解してもらう必要があります。

推理記述では、たまたまラッキーはあるかもしれませんが、続けることはできない――そのための費用はまったくの無駄になるのですから。

まま、すぐに変化はないでしょう。しかし、代理店(営業)がクライアントに「第三の視点」があるときちんと説明ができます。単なる言い訳ではなく、証拠資料(エビデンス)があるのですから。

クライアントの不安を消すだけの、「第三の視点」による倒叙記述による証拠資料(エビデンス)を集めることはずっとやってきたのですから。

※広告で、「いまの最善解」を導き出している代理店の人は、およそクライアントより偏差値が高いです。賢い人たちが必至に考えたことを愚者が否定する二重の意味の愚かさは笑えます。#blackjoke

理解できない――理解したくないクライアントもあるでしょう。そのためには、最悪の読み手の解釈が必要となります。

営業であれば、知っている、最悪の登場です。

【「第三の視点」による倒叙記述】リスト

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