「東アジアの思想」という話-025
「東アジアの思想」という話-25 【『荘子』の思想的世界-4】 《万物斉同》 〈万物斉同〉 荘子は、「万物斉同(ばんぶつせいどう)」と妄言しました。 この世の一切のものは「道」によれば等価――同じだというのです。 宇宙も…
「東アジアの思想」という話-25 【『荘子』の思想的世界-4】 《万物斉同》 〈万物斉同〉 荘子は、「万物斉同(ばんぶつせいどう)」と妄言しました。 この世の一切のものは「道」によれば等価――同じだというのです。 宇宙も…
「東アジアの思想」という話-24 【『荘子』の思想的世界-3】 《「道」とは何か》 〈老子の「道」と荘子の「道」〉 老子は「道」を定義できないものであり、名前すら定義できないとしました。 「道(みち)の道とすべきは、常の…
「東アジアの思想」という話-23 【『荘子』の思想的世界-2】 《荘子が目指したもの》 『荘子』は、今でこそ老荘思想の一つと考えられていますが、荘子自身がそう考えていたのかは疑問です。 『史記』では、荘子は「あらゆる学問…
「東アジアの思想」という話-22 【『荘子』の思想的世界-1】 《荘子》 道家の荘子は「そうし」と読みますが、孔子の弟子に曾子(そうし)がいるので、あえて「そうじ」と濁って読むのが文人のカッコイイ習慣です。 儒家の曾子が…
「東アジアの思想」という話-8 【春秋時代】(紀元前770年―紀元前256年)〈東周〉(紀元前770年―紀元前403年) 洛陽に遷都した東周は衰えてしまって、十二列国(魯・衛・晋・鄭・曹・蔡・燕・斉・陳・宋・楚・秦)がで…
「東アジアの思想」という話-7 【『論語』の思想的世界】 『論語』は東洋の宝石です。比喩ではなく、文字どおり切磋琢磨され生き残ってきました。 〈『論語』〉 儒学の最高の教典が『論語』です。 「孔子は仁を説く。仁は慈愛の徳…
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