「第三の視点」による倒叙記述(11)ライティング-2【調査】

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「第三の視点」による倒叙記述(11)ライティング-2【調査】

【ライティングの調査】

《「調べる」という作業》

まず、書く前に「調査」が必要です。ライティングには「調べる」という作業が不可欠で、調査をせずに書く人はいません。

ライターの仕事はまず「調べる」ことから始める。そして調べた9割を棄て、残った1割を書いた中の1割にやっと「筆者はこう思う」と書く。つまりライターの考えなど全体の1%でよいし、その1%を伝えるためにあとの99%が要る。いきなり思うことを書いて今お金もらってる人、すぐ仕事なくなるよ。
——田中泰延

 

〈田中泰延〉

田中泰延(たなかひろのぶ)を知らないライターはモグリです。

街角のクリエイティブで活躍しているライターです。

【街角のクリエイティブ】
http://www.machikado-creative.jp/author/09/

SIGMAの発行する「SEIN」で、「写真者」として連載をしています。

【フォトヒロノブ】
http://www.sigma-sein.com/jp/photohironobu/0001/

SIGMAは「デジタル一眼レフカメラ及びコンパクトデジタルカメラ、一眼レフカメラ用交換レンズ、その他光学機器の製造、販売」の会社です。
https://www.sigma-global.com/jp/about/corporate-information/

なお、私のカメラの先生でもあります。

きちんと教えていただきましたよ。

田中泰延「この釦(ボタン)を押すと撮れます」

門松一里「なるほど」

田中泰延はいずれ後世に名を残すでしょうから、今のうちから楽しんでおいたほうがいいでしょう。
※プロフェッショナルの紹介なので、敬称を略しています。

 

《調査資料(エビデンス)》

前述で、「調査をせずに書く人はいません」と断言しましたが、「随筆はどうなるのか? エッセイは?」という疑問もあるでしょう。

お答えしましょう。

そうしたことは中身がある人間が書くことです。私たち中身のない人間が調べもせずに書いてもおもしろくもなんともありません。もし書いたとしてもどんな内容であれ似通った文章になってしまいます。

それだけに、「ライターの考えなど全体の1%でよい」のです。まず、仮説を立て、その上で調べていきます。その調査資料(エビデンス)を仕上げる前に、ライターの考えを入れるのは品がありません。

もっとも、調べるという行為はとてつもなく労力を要します。それだけに調査資料(エビデンス)に価値があるのです。

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