「東アジアの思想」という話-035
「東アジアの思想」という話-35 【四知】 後漢の楊震(ようしん)の言葉に「天知る、地知る、子知る、我知る」があります。楊震は博学でしたから「関西の孔子」と呼ばれました。この「関西」とは、函谷関(かんこくかん)から西を意…
「東アジアの思想」という話-35 【四知】 後漢の楊震(ようしん)の言葉に「天知る、地知る、子知る、我知る」があります。楊震は博学でしたから「関西の孔子」と呼ばれました。この「関西」とは、函谷関(かんこくかん)から西を意…
「東アジアの思想」という話-34 【三教】 三教とは、儒教・仏教・道教です。三教一致を諷する「三教図」という画題になっています。孔子・釈迦・老子が並んで描かれるなど、アブラハムの宗教では考えられない構図です。 ただし、儒…
「東アジアの思想」という話-11 【『荀子』の思想的世界】 〈「礼」の理想と道理と現実〉 孔子の後継者が孟子です。「礼」を重んじる孔子は「仁」(理想)を説きました。孟子が「義」(道理)で補い「仁義」としました。ただし、理…
「東アジアの思想」という話-9 【楊子(楊朱)】 老子の考えを発展させて「為我」という個人主義を主張して、墨子の「兼愛」という博愛主義に対立したのが、楊子(楊朱)です。 個人主義というと、古代ギリシアのエピクロスの快楽主…
「東アジアの思想」という話-8 【春秋時代】(紀元前770年―紀元前256年)〈東周〉(紀元前770年―紀元前403年) 洛陽に遷都した東周は衰えてしまって、十二列国(魯・衛・晋・鄭・曹・蔡・燕・斉・陳・宋・楚・秦)がで…
「東アジアの思想」という話-7 【『論語』の思想的世界】 『論語』は東洋の宝石です。比喩ではなく、文字どおり切磋琢磨され生き残ってきました。 〈『論語』〉 儒学の最高の教典が『論語』です。 「孔子は仁を説く。仁は慈愛の徳…
「東アジアの思想」という話-4 【神話の時代(三皇五帝)】 アブラハムの宗教では、「知恵の樹の実を食べること」によって「知恵ある人」“Homo sapiens”になりました。しかし、それは原罪という重荷を背負うことにもな…
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