『清二』《梗概》
1.村田清二が雨宿りをしていた白い服の少女に傘とタオルをわたすと名も告げず車で走り去った。事務所につくとスーツ姿の長藻秋詠がソファーに眠っていた。空缶が転がっている。シャワーから出た美女ミスティが挨拶もせずに、清二にファスナーをあげさせると出ていった。瑛子から秋詠に電話があり夜の献立を聞く。二日酔いの秋詠が八宝菜をリクエストするが、瑛子に野菜が高いと言われる。清二が今日の予定を確認して、車で業務委託先に行く。
2.清二が高級珈琲〈ゲイシャ〉を飲みながら運転していると、秋詠から電話がある。どうやら女の仕事の邪魔をしたらしい。秋詠の指示で車を動かしたので、負傷はなかったが高級車に激突される。運転していた小螢を助けるが、銃撃をうける。目覚めた小螢は車を奪って清二と逃走する。
3.秋詠が地下駐車場で、女の仕事の件で上津屋から暴行されそうになり床に転がす。上津屋を預かっていた黒塚がかばうことなく病院に行け言うと、秋詠を自分の車にのせた。
4.車で逃走している小螢を清二が止める。清二が安全な場所を探すことにする。一方、黒塚が秋詠に、研究所から脱走した小螢の回収を依頼する。依頼人は、清二が行く研究所の業務依頼をした茶泉珠子だった。